柿は二日酔いに効果あり!
柿は二日酔いに効果あり!
柿は、甘味の強い果物ですが、特有の渋み成分も含まれます。それは、シブオールといってタンニンの一種です。タンニンはアルコールの有害な作用を抑える働きがあることが知られています。では、どのように作用しているのでしょうか。
二日酔いの原因~アセトアルデヒド
二日酔いとは、お酒の飲み過ぎで、翌日になっても頭痛や吐き気、めまいなどが残ることをいいます。アルコールは、胃や腸で吸収された後、肝臓に運ばれてアセトアルデヒドという物質に分解され、最終的には水と二酸化炭素になって体外に排出されます。
さて、アセトアルデヒドは非常に有害な物質で、短時間にアルコールを多量に飲むと、肝臓での分解が間に合わず、血中のアセトアルデヒド濃度が上昇し、二日酔いになります。
二日酔いに対するタンニンの効果
タンニンは、柿以外にも緑茶や葡萄皮などの植物に含まれるポリフェノールの一種で、渋味成分として知られています。では、どのようにタンニンが二日酔いを抑えるかと言うと
1.アルコール吸収量の減少
タンニンは、アルコールと結合しやすい性質があります。そのため、お酒を飲む前中後でタンニンを摂取しておくと、体内にアルコールが吸収されるのを遅らせる効果があります。その結果、体内の血中のアセトアルデヒド濃度が上昇せず、二日酔いになりません。
2.抗酸化作用による細胞保護
タンニンには、強い抗酸化作用があります。アルコールの代謝に伴って発生する活性酸素は、細胞を傷つけることがあります。しかし、タンニンによって活性酸素が減少することで、細胞を保護する効果が期待されます。
以上が、タンニンが二日酔いを抑えるメカニズムです。何より、お酒を楽しむためには、適量を守って飲むことが重要です。参考にして頂いて楽しい時間を過ごしてください。
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今年も実りの秋を迎えました。10月10日から柿の事前予約販売を開始します。
柿にはポリフェノールの一種であるタンニンが豊富に含まれ、栄養面でも素晴らしい果物です。是非一度甘くて大きい柿を食べてみて下さい。
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