意外なレシピ 簡単!柿ジャム
意外なレシピ 簡単!柿ジャム
果物をいっぱい頂いたときは、ジャムにして保存するのは定番です。しかし、柿のジャムはあまり見かけません。今回は柿のジャムの作り方と、なぜ柿ジャムが一般的にならないか考察したいと思います。
材料
完熟した柿2個(約300g) 砂糖20g レモンの絞り汁少々
作り方
①柿の皮をむき、適当な大きさにカットしミキサーでペースト状にする。
②鍋に柿と砂糖とレモンの絞り汁を加えて、弱火で焦げつかないよう20分程度木ヘラで、水気がなくなるまでかき混ぜる。非常に焦げ付きやすいので目を離さないようにして下さい。
③事前に1分程度煮沸して殺菌しておいた容器にできたジャムを入れてしばらく冷ます。常温まで冷えたら冷蔵庫で保管する。
柿はジャムに適さない?
①ジャムに適した果物は ~果物が持っているペクチン量が多いもの~
ジャムはドロドロしてます。それは、ペクチンの力です。ペクチンとは多糖類であり、普段は果実細胞同士をつなぎ止める接着剤の役割をしています。果実を加熱するとペクチンが溶け出し、煮詰めることで水分がなくなり、冷ますとドロドロッとしたジャムになるのです。柿はペクチンが少ない方の果物ですが、ジャムに適していない訳ではありません。
②ジャムに適した果物は ~適度な酸味が必要~
ジャムにする果物は適度な酸味があった方が良いので、レモン汁を加えてバランスを整えます。
③渋戻りがおきる
柿の渋の原因は水溶性タンニンです。渋抜きされた柿はタンニンがなくなっている訳ではないので加熱したりすると渋が戻る場合があります。確かめる方法は事前に小さい切れ端をお湯に入れてみる必要があります。また、渋戻りしたジャムも牛乳やヨーグルトなどのタンパク質と一緒に食べると渋味が感じなくなります。ビーフカレーに入れてもコクが出ます。
感想
柿のジャムはあまり一般的ではないかもしれませんが、料理の隠し味を含めて様々な活用法が出来そうです。柿を多く頂いた時は是非作って長期保存できるようにして下さい。
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