美味しい柿を作ろう!~9月中旬 記録的な猛暑の影響~
この夏の記録的な猛暑の影響(9月下旬の様子)
令和5年の夏は日本全土で記録的な猛暑でした。特に8月はほとんど雨が降らず連日の猛暑日でしたので、農作物にとっても大きい影響がありました。お隣の新潟県では、高温と渇水のために農産物や家畜の被害が甚大であるとのニュースが出されていました。当然、山形県でも同じような状況でした。さて、我が柿畑の状況は、当然例年と異なる症状がいくつかありました。
一つは、強い日差しによる果実の日焼けです。
人だって日焼けする訳ですから、動けない植物が日焼けするのも当然ですね。強く日焼けした柿は渋抜きの時に熟しすぎる可能性があるので摘果(てきか:実を落とすこと)しています。
また、以上に早く熟した柿も見られました。
この写真2個の柿が写っていますが、上の緑色の柿は例年の状態です。下の黄色く色づいた柿は異常に早く色づいた柿です。同じ枝なので、大体は同じような成長をするのですが、何かの理由でこうなったと思われます。
上の写真も同じです。オレンジ色の柿は、すでに柔らかくなっていて熟し過ぎている状態です。こんな状態は今まで見たことがありません。これも摘果(てきか)しています。
9月下旬までに日焼け柿と早熟柿を摘果(てきか)しました。例年にはない作業だったため、今年の柿の収量は例年の2割から3割減ると思われます。
元気に育っている柿
一部に異常があるものの、元気に育っている柿も多くあります。
9月下旬でこの大きさなので、収穫期には2L(約230g)の柿の実に成長するでしょう。
刀根早生という少し早く収穫できる柿の木では、実が黄色く色づいてきました。10月の2週目からは収穫できそうです。いよいよ実りの秋になります。楽しみです!(^^)!
おすすめ 柿情報
今年も実りの秋を迎えました。10月10日から柿の事前予約販売を開始します。
柿にはポリフェノールの一種であるタンニンが豊富に含まれ、栄養面でも素晴らしい果物です。是非一度甘くて大きい柿を食べてみて下さい。
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